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【着物の査定額が上がらない!?】高く売るためのポイント解説

着物を査定に出したのに、思ったよりも低い金額を提示されてしまった…。

そんな経験はありませんか?


実は、査定額が上がらないのには明確な理由があります。

シミや汚れ、証紙の有無、需要のあるデザインかどうかなど、査定士が重視するポイントを理解することで、査定額を大きく変えることが可能です。


この記事では、着物の査定額が上がらない原因と、高額査定を狙うための具体的な対策を詳しく解説します。


大切な着物を少しでも高く売りたい方は、ぜひ参考にしてください。

着物の査定額が上がらないのはなぜ?

着物を査定に出したとき、「思ったより安い…」と感じた経験はありませんか?


実は、着物の査定額は一律ではなく、状態・需要・ブランド・証紙の有無など、さまざまな要素によって決まります。

まず理解しておきたいのは、着物の査定額は単純な「定価の何割」ではなく、現在の中古市場での需要と供給のバランスで変動するという点です。

新品で高価だった着物でも、現在の市場で需要が低ければ査定額は下がってしまいます。

例えば、

  • サイズが合わない着物

  • 昔ながらの地味な色柄

  • 黄ばみやシミがあるもの
    こうした条件が重なると、需要が減り、結果的に査定額は低くなります。

 

一方で、人気の作家物・伝統工芸品・現代的なデザインの着物は高額査定につながる傾向があります。

さらに重要なのが、査定士の専門知識です。着物の価値は種類や作家、織元によって大きく異なるため、一般的なリサイクルショップでは正しい価値を判断できない場合があります。


そのため、査定額が上がらないときは、まず査定基準査定士の知識レベルを理解することが大切です。

ポイント

  • 着物の査定額は「市場価値+状態+需要」で決まる

  • 新品価格が高くても、中古市場で人気がなければ低くなる

  • 査定士の知識や査定基準の違いで金額に差が出る

 

査定額が下がる主な原因

着物を査定に出したときに「想像より低い金額だった…」という方は多いです。


その理由はさまざまですが、実は査定額を下げてしまう原因はある程度パターン化されています。


ここでは、代表的な6つの原因を解説します。

(1) シミ・汚れ・黄ばみなどの状態不良

着物査定で最も大きな影響を与えるのが、着物の状態です。


特に、長期間保管していた着物は、知らないうちに黄ばみやカビ、汗ジミが発生しているケースがあります。

  • 衿や袖口の変色

  • 保管中の湿気によるカビ

  • 食べこぼしや汗によるシミ

 

こうした汚れは査定額を大きく下げる原因です。
ただし、シミが小さい場合や専門業者でしみ抜きを行った場合は、ある程度の回復が見込めることもあります。

(2) 証紙や付属品の欠如

大島紬や結城紬などの高級着物には、証紙(しょうし)と呼ばれる産地や品質を証明する書類が付いています。
この証紙があることで価値が証明されるため、査定額が大きく上がります。

逆に、証紙がないと「本物かどうか分からない」と判断され、同じ着物でも数万円単位で査定額が下がることもあります。
帯締めや帯揚げなどの付属品も揃っていると、セットとして高額査定につながる可能性があります。

(3) 需要が低いデザイン・色柄

着物にも「今売れやすいデザイン」と「需要が低いデザイン」があります。
特に、昔ながらの地味な茶色や灰色系の色柄や、古い時代の独特な模様は需要が低く、査定額が上がりにくい傾向です。

反対に、現代的で華やかなデザインや淡いトーンの着物は人気が高く、高額査定を狙いやすいです。
最近は海外からの需要も高まっているため、派手な柄や鮮やかな色合いも再評価されています。

(4) サイズの合わない着物

着物は洋服と違い、仕立てのサイズが細かく決まっています。
特に、身丈・裄丈(ゆきたけ)・袖丈などが標準サイズから大きく外れていると、需要が低下し、査定額も下がってしまいます。

標準体型に合う着物は中古市場でも人気が高く、高値で取引されやすいです。

(5) 保管状態が悪い

着物は繊細な絹で作られているため、保管環境が悪いと一気に価値が下がります。

  • 直射日光での色あせ

  • 防虫剤の使用による変色

  • 湿気によるカビやニオイ

 

特に長期間タンスに入れたままの着物は、知らない間に劣化が進んでいることが多いため、査定前に必ず状態を確認しておきましょう。

(6) 作家物・伝統工芸品でないケース

同じ訪問着や小紋でも、著名な作家物や伝統工芸品かどうかで査定額は大きく変わります。
「無銘の着物」は需要が限られるため、一般的なリサイクル品としての評価になりがちです。
一方で、作家物や産地ブランドがある場合は、証紙と合わせて高額査定が期待できます。

査定額を下げる原因は主に以下の6つです。

  • シミ・汚れ・黄ばみ

  • 証紙や付属品がない

  • 需要の低いデザインや色柄

  • サイズの不一致

  • 保管状態の悪さ

  • 無銘で市場価値が低い

 

これらを把握することで、事前対策をして査定額を上げる方法につなげることができます。

着物の種類による査定額の違い

着物査定では、どんな種類の着物かによって査定額が大きく変わります。
同じ訪問着でも、産地・素材・作家物かどうかで数倍の差がつくことも珍しくありません。
ここでは代表的な種類別に、査定額の傾向を解説します。

(1) 大島紬・結城紬などの高級紬

高級織物である大島紬結城紬は、中古市場でも人気が高く、比較的高額査定が期待できます。

  • 大島紬
    鹿児島県奄美大島発祥の伝統工芸品で、軽くて丈夫な質感が特徴。
    柄の細かさや織りの技術によって査定額が大きく変わります。
    特に「本場大島紬」「白大島」は人気が高いです。

  • 結城紬
    茨城県結城市で織られる最高級の紬で、国の重要無形文化財にも指定。
    証紙が揃っている場合は非常に高く評価されます。

 

これらの着物は、証紙や状態の良さによって数万円から十数万円の査定額になることもあります。

(2) 西陣織・訪問着・振袖などの高級礼装

フォーマルシーンで使用される着物も、高額査定になりやすい傾向です。

  • 西陣織の帯
    京都西陣地区で織られる高級帯で、証紙が付いていれば価値は大きく上がります。

  • 訪問着・振袖
    成人式や結婚式で使う機会が多いため、中古市場でも一定の需要があります。
    華やかな柄や流行のデザインであれば、比較的高い査定額になりやすいです。

 

(3) 浴衣やポリエステル素材の着物

一方で、ポリエステルやレーヨンなどの化学繊維で作られた着物や、既製品の浴衣は査定額が低めです。

  • ポリエステル着物
    汚れに強くお手入れしやすい反面、流通量が多いため市場価値は低めです。
    需要がある場合でも、数百円〜数千円程度の査定額になることが一般的です。

  • 浴衣
    手軽に購入できることから、リサイクル市場ではあまり高額になりません。
    ただし、有名ブランドや作家物の浴衣であれば、例外的に高額になるケースもあります。

 

(4) 作家物・ブランド着物

著名な作家やブランドの着物は、査定額が大きく跳ね上がる可能性があります。

  • 喜多川平朗

  • 由水十久

  • 久保田一竹

  • 川島織物

 

これらはコレクター需要が高いため、状態が良ければ市場価格より高めで査定されることもあります。

(5) アンティーク・ヴィンテージ着物

近年は海外からの需要が高まり、大正・昭和初期のアンティーク着物も人気です。
ただし、シミや破れがあると査定額は下がるため、状態の良いものが高く評価されます。

  • 大島紬・結城紬など高級紬 → 高額査定の可能性大

  • 西陣織・訪問着・振袖 → 需要があり査定額も安定

  • ポリエステル・浴衣 → 低価格での査定が多い

  • 作家物・ブランド → コレクター需要で高値になることも

 

このように、着物の種類によって査定額は大きく変わるため、まずは自分の着物がどのカテゴリに属するかを把握することが大切です。

査定額を上げるためにできる対策

「着物を少しでも高く売りたい」と考える方は多いはずです。
しかし、査定額は出す前の準備や売却方法によって大きく変わります。
ここでは、すぐに実践できる5つの対策をご紹介します。

(1) 事前のクリーニング・しみ抜き

着物は「第一印象」で査定額が変わります。
小さなシミや汚れでも、専門店でしみ抜きをするだけで査定額が数千円〜数万円上がる可能性があります。

ただし、注意したいのは自宅で無理に汚れを落とそうとしないことです。
間違った方法で洗濯すると、生地が傷んで逆に価値を下げてしまうことがあります。
特に絹素材の着物はプロに任せるのがおすすめです。

ポイント

  • 汚れ・黄ばみは専門のしみ抜き業者に依頼

  • クリーニングは必要最低限にとどめる

  • 無理な自宅ケアはNG

 

(2) 証紙や付属品を揃えておく

高額査定を狙うなら、証紙や付属品を揃えて提出することが必須です。
特に大島紬や結城紬などの高級織物は、証紙の有無で査定額が大きく変わります。

さらに、帯や帯揚げ、帯締め、草履などの付属品もセットでまとめることで、「フルコーディネート」として価値が高まりやすいです。

(3) 季節や流行に合わせたタイミングで売る

着物には需要が高まる時期があります。
たとえば、成人式前や卒業シーズン、夏の浴衣シーズンなどは、特定の着物が高値で取引されやすいタイミングです。

  • 1〜3月
    振袖・訪問着の需要増(成人式・卒業式)

  • 6〜8月
    浴衣・絽・紗など夏物着物が人気

  • 10〜12月
    訪問着・留袖の需要が上昇(結婚式シーズン)

 

また、海外からの需要が伸びているため、華やかな柄やヴィンテージ着物は年中高額査定が狙える傾向があります。

(4) 着物専門店で査定してもらう

リサイクルショップや総合買取業者では、着物の価値を正しく判断できないことがあります。
そのため、着物専門の査定士が在籍する業者を選ぶことが重要です。

専門店を選ぶメリット

  • 着物の知識が豊富で正確な査定が可能

  • 作家物・伝統工芸品の価値を正しく評価

  • 市場動向を把握しているため高額査定が期待できる

 

また、可能であれば複数社に査定を依頼して相見積もりを取ることで、より適正な価格を把握できます。

(5) まとめ売りでプラス査定を狙う

1点だけで査定に出すよりも、複数の着物や帯をまとめて出す方が高額査定になりやすいです。
業者によっては「まとめ査定」でプラス評価を付けてくれる場合もあります。

特に以下のセットは高額になりやすいです。

  • 訪問着+袋帯+草履+バッグ

  • 大島紬+証紙+帯

  • 成人式用の振袖一式

 

「一式で揃っているかどうか」は査定額に大きく影響するため、手元にある付属品はすべて準備しておくと安心です。

着物を高く売るためには、以下の5つの対策が効果的です。

  1. 事前にしみ抜き・クリーニングをする

  2. 証紙や付属品を揃える

  3. 需要が高まるタイミングを狙う

  4. 専門店で査定を依頼する

  5. まとめ売りでプラス査定を狙う

 

こうした工夫をすることで、同じ着物でも査定額が大きく変わる可能性があります。

高額査定を狙うコツと注意点

着物をできるだけ高く売りたいなら、事前準備だけでなく、業者の選び方や査定の受け方も重要です。
ここでは、査定額を上げるための効果的なコツと、トラブルを避けるための注意点を解説します。

(1) 相見積もりで適正価格を把握する

着物の査定額は業者によって大きく異なることがあります。
そのため、1社だけで決めるのではなく、必ず複数の業者で相見積もりを取ることが大切です。

例えば、同じ大島紬でもA社では3万円、B社では7万円ということも珍しくありません。
査定額を比較することで、適正価格を把握でき、交渉の材料にもなります。

ポイント

  • 3〜5社の比較がおすすめ

  • 無料査定を活用する

  • 電話やメールだけでなく、現物査定がベスト

 

(2) 出張買取と持ち込み査定の違いを理解する

着物買取には大きく分けて出張買取持ち込み査定があります。
どちらもメリット・デメリットがあるため、目的に合わせて使い分けると効果的です。

方法 メリット デメリット
出張買取 ・大量の着物でもまとめて査定できる
・移動の手間がない
・その場で即決を迫られることもある
・業者の見極めが必要
持ち込み査定 ・複数業者で比較しやすい
・査定士と直接相談できる
・持ち運びの手間がかかる
・予約が必要な場合も

 

高額査定を狙うなら、まずは持ち込みで複数社を比較し、納得できる業者が見つかったら出張査定を依頼する方法がおすすめです。

(3) 安すぎる買取業者に注意する

「どこよりも高額買取!」という広告を見て、即決してしまうのは危険です。
一見高い査定額を提示しても、後から「シミがある」「サイズが合わない」などの理由をつけて大幅に減額されるケースもあります。

信頼できる業者を見極めるポイント

  • 買取実績が豊富かどうか

  • 口コミや評判を確認する

  • 査定士の知識レベルが高いか

  • 査定内容や根拠を丁寧に説明してくれるか

 

特に「即決を迫る業者」や「キャンセル料が発生する業者」は避けたほうが安心です。

(4) 買取実績のある専門店を選ぶ

着物の査定は非常に専門的な知識が必要です。
リサイクルショップでは価値を正しく見極められない場合があるため、着物専門の買取業者を選ぶことが高額査定への近道です。

専門店を選ぶメリット

  • 作家物・伝統工芸品の価値を正しく評価

  • 証紙や付属品の重要性を理解している

  • 最新の市場相場を把握している

 

また、全国展開している大手業者よりも、地域密着型の着物専門店のほうが高く査定してくれるケースもあります。

(5) 査定前にできる「一手間」で印象をアップ

査定前に、次のような小さな工夫をするだけでも査定額が変わることがあります。

  • 軽くホコリを落とす

  • 防虫剤の匂いを取り除く

  • 畳みジワを整える

  • 帯や小物をセットにして出す

 

「丁寧に保管していた」という印象は、査定士の心証にもプラスに働きます。

高額査定を狙うためには、以下のポイントを押さえることが重要です

  • 複数社で相見積もりを取る

  • 出張買取と持ち込み査定を使い分ける

  • 信頼できる専門店を選ぶ

  • 査定額アップのための小さな工夫を怠らない

 

こうした準備と対策をしっかり行えば、同じ着物でも数万円以上査定額が変わる可能性があります。

6. 査定額アップには「準備」と「業者選び」が重要

着物を高く売るためには、「運任せ」に査定に出すのではなく、原因を知り、対策を取ることが大切です。
査定額が上がらないのには、必ず理由があります。

今回ご紹介した内容をおさらいすると、査定額を下げる主な原因は以下の通りです。

  • シミ・汚れ・黄ばみなどの状態不良

  • 証紙や付属品の欠如

  • 需要が低いデザインやサイズ

  • 保管状態の悪さ

  • 作家物・伝統工芸品でないケース

 

そして、査定額を上げるために重要なのは次の5つの対策です。

  1. 事前にしみ抜きやクリーニングを行う

  2. 証紙・付属品を揃えて提出する

  3. 季節や流行に合わせたタイミングを狙う

  4. 着物専門店で査定してもらう

  5. まとめ売りでプラス査定を狙う

 

さらに、複数社の相見積もりを活用し、査定士の知識や実績を確認することも忘れないでください。
着物は種類・状態・需要によって価値が大きく変わるため、適切な準備と業者選びが高額査定のカギです。

大切な着物だからこそ、価値をしっかり見極めて納得できる価格で手放しましょう。

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引用元:【戎堂】公式サイト

 

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