作家物の着物は、染め・織りの高い技術をもった着物作家・染織作家によってつくられた着物のことです。国から人間国宝（重要無形文化財保持者）と認められた作家や有名作家が手掛けた着物は、質も良く人気も高いため高値で取引されます。

重要無形文化財（人間国宝）の作品とは異なり作家名はありませんが、人気がある着物です。特に貴族、華族、豪商、豪農などの奥様が作られた着物などは今の時代でも好まれるデザインの作品があります。

作家物の着物の価値が高いのは、染めや刺繍などが精緻で非常に手間がかかっていることと、正絹のような良い素材を使用しているからです。大量生産とは違い、非常に丁寧に作られていますので、とても美しく丈夫です。買取相場は、数十万から数百万になることもあると言われています。

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