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【古い着物はいくらで売れる?】種類別の買取相場と高く売るコツ

着物ブームの再燃や海外需要の高まりにより、古い着物の買取相場は年々注目を集めています。

祖母や母から譲り受けた着物や、長くタンスに眠っていた反物も、思わぬ高値がつくことがあります。

しかし、古い着物の価値は一律ではなく、素材・柄・作家・保存状態など多くの要素で左右されます。

この記事では、古い着物の買取相場の目安や、高く売るためのポイント、注意すべき査定基準まで詳しく解説します。

これから売却を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

古い着物の買取事情とは?

近年、古い着物の買取市場は国内外で注目度が高まっています。

かつては「古い着物=処分対象」というイメージも強く、買取価格がつかないケースも多くありました。

しかし、近年は着物のリサイクル需要や海外バイヤーからの引き合いが増え、買取相場が安定、または上昇傾向にあります。

特に海外では、日本独自の染色や織りの技術が高く評価され、インテリアやリメイク素材としての需要も拡大

たとえば、アンティーク着物を洋服やバッグにリメイクする事業者も増えており、国内の中古市場だけでなく輸出市場でも活用される流れが強まっています。

さらに、近年は若い世代の着物ブームも一因です。成人式や卒業式だけでなく、普段着として古典柄やレトロ柄を楽しむ人も増加中。

SNSやレンタル着物店の普及により、「古い着物でもデザインが映える」ことが再評価されています。

これらの背景から、以前よりも「古い着物に値段がつく可能性」が高まっているのです。

しかし、すべての古い着物が高値で売れるわけではありません。

状態や需要、種類によって価格は大きく変動します。

市場動向を正しく理解し、自分の着物が今どのような価値を持つのか把握することが、賢い売却の第一歩となります。

古い着物の価値を決める主なポイント

古い着物の査定価格は、一見すると見た目の美しさや年代だけで決まると思われがちですが、実際には複数の要素が組み合わさって評価されます。

ここでは、買取価格に大きく影響する代表的なポイントを解説します。

1. 生地や織りの種類

着物の素材は価値を大きく左右します。特に絹100%の正絹は評価が高く、大島紬結城紬・西陣織などの高級織物は高値になりやすい傾向です。

反対に、ポリエステルや化繊の着物は着やすさはあっても、買取価格は低めになることが多いです。

2. 作家・ブランドの有無

有名作家の作品や、特定の伝統工芸品の証紙付き着物は高い評価を受けます。

たとえば、加賀友禅の人間国宝作家や、白山工房の結城紬などは希少性があり、コレクターや愛好家からの需要も高いです。

3. 柄やデザインの人気

古典的で格調高い柄や、流行に左右されにくいデザインは長期的に需要が安定しています。

一方、極端に派手な色合いや現代のファッションと合わせにくい柄は需要が限定的になり、相場が下がる場合があります。

4. 保存状態

シミや黄ばみ、カビ、虫食いは査定額に大きく影響します。

古い着物は長期間保管されていることが多く、たとう紙の交換や湿気対策をしていなかった場合、状態の劣化が進んでいることがあります。

未使用品や保存状態の良いものは、それだけで評価が上がります。

5. 付属品や証紙の有無

反物の端に付いている証紙や、箱、帯、草履などの付属品が揃っていると、信頼性が高まり、査定額アップにつながります。

証紙は産地や製造者を証明する重要な書類であり、高級着物の場合は特に重要です。

ポイントまとめ

  • 正絹や伝統工芸品は高評価

  • 有名作家やブランドものは需要が高い

  • 古典柄や人気デザインは安定した価値

  • 保存状態が良いほど相場は上がる

  • 証紙・付属品は必ず保管

 

この価値判断のポイントを押さえることで、売却前に自分の着物の大まかな相場を予測でき、査定額交渉にも有利になります。

高値で取引されやすい古い着物の特徴

古い着物と一口に言っても、その中には高額で取引されるものと、相場が低くなりやすいものがあります。

ここでは、特に高値で売れやすい古い着物の条件を具体的にご紹介します。

伝統工芸品や産地ブランドの着物

大島紬、結城紬、牛首紬、加賀友禅、西陣織など、日本各地の伝統工芸品は高い評価を受けやすいです。

これらは生産数が限られており、職人の技術や手間が詰まった作品として市場価値が安定しています。

証紙が揃っていれば、さらに高額査定が期待できます。

有名作家や人間国宝の作品

特定の作家や人間国宝の作品はコレクター需要が高く、希少価値が上がります。

作家名が落款や証紙で確認できる場合は、一般的な同種の着物よりも倍以上の価格になることも珍しくありません。

保存状態が極めて良い

古い着物であっても、しつけ糸が付いたままの未使用品や、使用回数が少なく傷みのない状態は高く評価されます。

シミや色あせがなく、きれいに保管されている着物は、そのまま着用可能なため、買い手がつきやすいです。

柄や色合いが人気

時代を超えて愛される古典柄や、現代のファッションにも合わせやすい落ち着いた色合いは需要が高いです。

特に訪問着や付け下げ、小紋の中でも、上品な柄や淡い色味は幅広い年代に好まれます。

季節や行事に合った着物

七五三や成人式、結婚式などフォーマルな場で使える古い着物は、時期によって需要が急増します。

季節感のある柄や行事用の着物は、売却タイミングによって相場が上がることがあります。

高値で売れやすい古い着物の例

  • 大島紬(泥染・白大島)

  • 加賀友禅(手描き)

  • 結城紬(本場産・証紙付き)

  • 西陣織の袋帯

  • 人間国宝作家作品

  • 保存状態が良好な訪問着・留袖

 

このような特徴を持つ古い着物は、リサイクルショップよりも着物専門の買取業者や、ネットオークション・委託販売で売る方が高値になる可能性があります。

価値がありそうな着物は、まとめ売りではなく1点ずつ丁寧に査定してもらうことが重要です。

人気のある古い着物の種類と相場例

古い着物の中でも、特に人気が高く安定した需要を誇る種類があります。

ここでは代表的な産地や種類を取り上げ、それぞれの特徴とおおよその買取相場をご紹介します。

なお、相場は保存状態や証紙の有無によって変動します。

1. 大島紬(おおしまつむぎ)

  • 特徴
    鹿児島県奄美大島を中心に生産される紬織物で、泥染めの深い色合いと緻密な絣模様が特徴。軽くて丈夫、着心地の良さも魅力です。

  • 相場目安
    5,000円〜50,000円
     ※白大島や龍郷柄、証紙付きの未使用品はさらに高額。

2. 加賀友禅(かがゆうぜん)

  • 特徴
    石川県金沢市を中心に作られる手描き友禅。繊細なぼかし染めと写実的な花鳥風月の柄が特徴で、フォーマルシーンでも人気。

  • 相場目安
    10,000円〜80,000円
     ※有名作家作品や落款入りは10万円超も。

3. 結城紬(ゆうきつむぎ)

  • 特徴
    茨城県結城市と栃木県小山市を産地とする、日本を代表する紬。手つむぎ糸と地機織りによる独特の風合いが魅力です。

  • 相場目安
    20,000円〜100,000円
     ※本場結城紬・重要無形文化財指定品はさらに高額。

4. 西陣織の帯

  • 特徴
    京都西陣地区で織られる豪華な織物の帯。金糸・銀糸をふんだんに使用した袋帯や名古屋帯は、古くても高い需要があります。

  • 相場目安
    5,000円〜40,000円
     ※作家物や未使用品は高値。

5. 牛首紬(うしくびつむぎ)

  • 特徴
    石川県白山市で織られる紬。絹糸の強さと光沢があり、「釘抜き紬」と呼ばれるほどの丈夫さを誇ります。

  • 相場目安
    15,000円〜70,000円

6. アンティーク着物

  • 特徴
    大正・昭和初期に作られたレトロ柄の着物。現代では見られない大胆な配色や柄が人気で、リメイク用にも需要があります。

  • 相場目安
    3,000円〜30,000円
     ※状態次第ではさらに上下。

 

ポイント
人気の種類は相場が比較的安定しており、保存状態が良い場合は年数が経っていても高値がつきます。

証紙がある場合は必ず添えて査定に出すことで、正しい評価を受けやすくなります。

古い着物の相場価格帯と査定基準

古い着物の買取価格は、「種類」「素材」「状態」「需要」など複数の要素によって決まります。

高額で取引されるものもあれば、ほとんど値がつかない場合もあります。

ここでは、おおまかな相場価格帯と査定の基準を整理します。

■ 古い着物の相場価格帯(目安)

価格帯 特徴・例
0〜1,000円 化繊やポリエステル素材の着物、シミ・破れが目立つ状態、需要が低い柄
1,000〜5,000円 ウールや普段着用の正絹、保存状態がやや劣る着物
5,000〜20,000円 正絹で保存状態が良好な訪問着・小紋・付け下げ、証紙なしの伝統工芸品
20,000〜50,000円 本場産の大島紬・結城紬・加賀友禅など、証紙付きで状態良好なもの
50,000円以上 有名作家・人間国宝作品、希少なアンティーク着物、重要無形文化財指定品

 

■ 査定時に重視される主な基準

  1. 素材

    正絹は最も高く評価されます。ポリエステルは安価になりがちです。

  2. 産地・ブランド

    大島紬、結城紬、加賀友禅、西陣織などはブランド価値があり、証紙があるとさらに高評価。

  3. 状態

    シミやカビ、色あせ、ほつれは減額対象。未使用品やしつけ糸付きは高額査定。

  4. デザインの需要

    古典柄や上品な色合いは人気。逆に派手すぎる柄や古臭い印象のものは需要が限定的。

  5. 付属品

    証紙、箱、帯、草履などが揃っていると評価が上がります。

 

■ 査定額を左右する要因の組み合わせ

たとえば「本場結城紬(正絹)+証紙付き+未使用」の場合は、5万円以上の査定も珍しくありません。

一方、「ポリエステル+汚れあり+需要の低い柄」の場合は数百円〜0円になる可能性があります。

相場を把握する際は、単に「古いから安い」と考えるのではなく、素材・産地・状態・証紙の有無などを総合的に見て判断することが大切です。

自分の着物がどの価格帯に該当するかを知っておくと、査定時に有利に交渉できます。

状態が悪くても価値があるケース

古い着物の中には、シミや色あせ、虫食いなどがあっても一定の価値が認められる場合があります。

状態が悪いからといって必ずしも「価値なし」とは限りません。

ここでは、買取対象になりやすいケースを具体的に解説します。

1. 伝統工芸品や産地ブランド

大島紬、結城紬、加賀友禅、西陣織などの伝統工芸品は、生地自体に高い価値があります。

多少の汚れやシミがあっても、再染や仕立て直しで活用できるため、専門業者からの需要があります。

特に証紙付きのものは、状態が悪くても査定額が付きやすいです。

2. 有名作家や人間国宝の作品

作家名や落款が確認できる着物は、保存状態が劣っていても希少性で価値が保たれる場合があります。

コレクターや愛好家が修復を前提に購入するため、高額取引になることも珍しくありません。

3. アンティーク着物

大正〜昭和初期に作られた着物は、現代では再現が難しい柄や色彩が多く、リメイク用素材としても需要があります。

色あせや軽度の生地の傷みがあっても、ファッションブランドやデザイナーがインテリアや洋服に作り変えるために買い取るケースがあります。

4. 素材としての利用価値が高いもの

正絹は反物として再利用できるため、シミやほつれがあっても買取対象になります。

帯や羽織なども、素材や織り柄が美しい場合は、ハギレとして人気です。

特に西陣織や手織り紬の生地は、洋裁や小物制作に使われます。

5. 希少な柄やデザイン

季節や行事に特化した柄(七五三用、婚礼用など)は、多少の汚れがあっても需要があります。

たとえば、手描きの加賀友禅や珍しい染色技法を用いた着物は、修復コストをかけても欲しがる購入者がいます。

ポイント

  • 「証紙付き」や「有名作家」の場合は必ず査定へ

  • アンティークやレトロ柄はリメイク市場で需要あり

  • 正絹は状態が悪くても素材価値が高い

  • 破れやシミがあっても専門業者は修復可能

 

状態が悪い着物を自己判断で処分してしまうと、思わぬ価値を見逃すことになります。

まずは着物専門の買取業者やアンティーク着物店に査定を依頼し、本当の価値を見極めることが大切です。

古い着物を高く売るためのコツ

古い着物の価値は「素材・産地・状態・需要」の積み上げで決まります。

ここでは、同じ着物でも査定額を底上げできる実践テクニックを、準備前〜売却後までの流れで整理します。

1) まずは“情報”をそろえる(価値の裏どり)

  • 証紙・落款・箱・購入時の明細
    産地や作家を証明できれば査定が一段上がりやすい。

  • 採寸メモ(身丈・裄・袖丈・前幅・後幅)
    着用可能サイズか判断しやすく、需要の有無が伝わる。

  • 購入・仕立て年代の手がかり(仕立札・家計簿・写真)
    アンティークとしての評価材料に。

 

2) 売る前の“軽メンテ”で減額要因を減らす

  • 陰干し&ホコリ落とし
    柔らかい布・着物用ブラシで表面の埃を除去。

  • におい対策
    直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干し。防虫剤の匂い移りも飛ばせる。

  • たとう紙リフレッシュ
    黄ばみ・湿気の吸った古いたとう紙は交換。
    ※無理なシミ抜きや水洗いは逆効果。
    高級品・作家物はプロの丸洗い/シミ抜き判断を先に買取店へ相談が安全。

 

3) セット化で“使える感”を高める

  • 帯・帯揚げ・帯締め・長襦袢をコーデ一式で提出
    単品よりも需要を喚起しやすく、まとめ評価に。

  • 季節/行事に合わせた組み合わせ(訪問着+袋帯+礼装小物など)

  • 買い手の想像がつきやすい=査定有利。

 

4) 写真の撮り方で“第一印象”を上げる(宅配/委託・フリマ向け)

  • 全体→柄アップ→証紙→難点(シミ等)の順で明るい自然光下で撮影。

  • 色再現
    白い紙やグレーカードを一緒に写すと色味が伝わりやすい。

  • 採寸値は画像にも文字入れして整理。

 

5) “相場のあたり”を三方向で取る

  • 着物専門の買取業者
    同ジャンルの流通経験が豊富。

  • 委託販売・オークション
    時間はかかるが上振れ余地。

  • フリマ/海外向けマーケット
    アンティーク・リメイク需要で思わぬ高値も。
    最低でも2〜3社に相見積もり。見積書を根拠に交渉すると上がりやすい。

 

6) タイミング戦略で“需要の山”に乗る

  • 礼装系
    春〜初夏、秋のブライダル・七五三シーズン前。

  • 浴衣・夏物
    初夏〜盛夏。

  • アンティーク/リメイク素材
    通年だが大型イベント・観光シーズン前は動きやすい。

 

7) 交渉の作法(上げ幅を引き出す)

  • “希望価格の根拠”を提示(証紙、有名作家の落款、近似相場のスクショ)。

  • まとめ売りは“グレード分け”
    上物は単品査定、普段着はロットで。一本化すると上物が埋もれて安くなる。

  • キャンセル条件/返送料の確認
    宅配査定は不成立時の返送負担を事前チェック。

 

8) NG行為(減額・トラブルのもと)

  • 香水・消臭スプレーを直吹き
    繊維に残臭・シミ化のリスク。

  • アイロン直当て
    絹のテカリ・風合い劣化。

  • 素人シミ抜き
    輪ジミ・色泣きで価値半減。迷ったら“触らず写真で相談”が鉄則。

 

9) “売らない”という選択肢の活用

  • 仕立て直し・洗い張り・羽織/道行コート化
    サイズ問題での減額を回避。

  • リメイク素材売り(帯・はぎれ・半衿用)
    状態難でも素材価値で現金化。

  • レンタル/委託
    長期で総回収額が上振れする場合あり。

 

10) チェックリスト(提出直前の最終確認)

  • 産地・作家の証紙/落款の写真はある?

  • 採寸5点(身丈・裄・袖丈・前幅・後幅)をメモした?

  • 難点の箇所を正直に申告・撮影した?

  • セット化できる付属はまとめた?

  • 相見積もり先を2社以上確保した?

  • 返送条件(不成立時)を確認した?

 

「高く売る」は、運より準備。

証拠(証紙・採寸・写真)と、売り先の選定(専門店・委託・相見積もり)、そして季節の波に合わせることで同じ一枚でも査定額は大きく変わります。

無理な自己メンテは禁物。

迷ったら“触らず相談”が結果的にいちばんの近道です。次は 買取店の選び方と注意点 に進みましょう。

買取店の選び方と注意点

古い着物を高く、そして安心して売却するためには、「どこに売るか」の選択が非常に重要です。

同じ着物でも、依頼するお店によって査定額が数倍変わることもあります。

ここでは、買取店を選ぶ際のポイントと注意すべき点を整理します。

1. 着物専門店かどうかを確認

リサイクルショップや総合買取店でも着物は扱いますが、専門知識がない査定員だと価値を正しく判断できない場合があります。

大島紬や結城紬などの高級着物、作家物、アンティーク着物は、必ず着物専門の買取業者に依頼するのが望ましいです。

2. 査定員の知識と実績

公式サイトで査定員の資格や経歴、過去の買取実績が紹介されているかを確認しましょう。

着物査定士や和装の知識がある担当者が在籍しているかどうかは重要な判断材料です。

3. 買取方法の選択肢があるか

  • 出張買取
    大量の着物や重い帯も自宅で査定可能。

  • 宅配買取
    全国対応で便利だが、返送料やキャンセル条件を要確認。

  • 店頭買取
    その場で現金化できるが、持ち運びが大変な場合も。

 

複数の方法に対応している業者は利用者の事情に合わせやすく、柔軟な対応が期待できます。

4. 手数料・キャンセル条件の明記

宅配査定の場合、「査定後キャンセル時の返送送料」が有料か無料かを必ずチェックしましょう。

出張買取でもキャンセル料が発生するケースがあるため、事前確認は必須です。

5. 口コミ・評判を確認

Googleマップやレビューサイト、SNSなどで実際の利用者の声を調べると、接客態度や査定の透明性が分かります。

特に「予想より高く買ってくれた」「説明が丁寧だった」などの口コミが多い業者は信頼性が高い傾向です。

6. 無料査定の有無とスピード

査定だけで料金が発生する業者は避け、無料査定を提供しているところを選びましょう。

また、査定から入金までのスピードも業者によって差があります。急ぎの場合は即日入金対応の有無も確認しましょう。

7. 販売ルートの広さ

国内だけでなく海外の販路を持つ業者は、高値で買い取れる傾向があります。

アンティークやリメイク素材として海外需要がある着物は、輸出ルートを持つ業者に強みがあります。

8. 契約前の注意点

  • 契約内容を必ず書面で確認(口頭説明だけに頼らない)

  • 査定額に納得できなければ即決しない

  • 高額品は一括査定ではなく、個別査定してもらう

 

買取店選びは「専門性・実績・契約条件・口コミ」が鍵です。

焦って即決するよりも、複数業者で相見積もりを取り、条件を比較することが高額査定への近道です。

安心できる業者を選べば、初めての売却でもスムーズに進められます。

宅配・出張・持ち込み、売却方法の違い

古い着物を売る際には、「宅配買取」「出張買取」「持ち込み買取」という3つの方法が主に利用されます。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解しておくことで、自分に合った売却方法を選びやすくなります。

1. 宅配買取

特徴
自宅から段ボールに詰めて送るだけで査定・買取してもらえる方法。

全国対応の業者が多く、時間や場所を選ばず利用できます。

メリット

  • 自宅から発送するだけで完結

  • 全国どこからでも利用可能

  • 査定後、入金までが早い業者も多い

デメリット

  • 実物を見ながら交渉できない

  • キャンセル時の返送送料が有料の場合あり

  • 梱包の手間がかかる

おすすめの人

  • 忙しくて店舗に行けない人

  • 着物が少量〜中量で軽めの人

  • 全国対応の業者で相見積もりを取りたい人

 

2. 出張買取

特徴
査定員が自宅まで訪問し、その場で査定・買取する方法。

大量の着物や重い帯がある場合に便利です。

メリット

  • 持ち運び不要で大量でもOK

  • その場で現金化できる場合が多い

  • 査定員と直接交渉可能

デメリット

  • 自宅に査定員を招く必要がある

  • 業者によっては日程調整が必要

  • 即決を迫られるケースもある

おすすめの人

  • 着物が大量にある人

  • 高級着物やまとめ売りを考えている人

  • 直接説明を聞きながら売りたい人

 

3. 持ち込み買取

特徴
店舗に直接着物を持ち込み、その場で査定・買取してもらう方法。

着物専門店やリサイクルショップなどで利用可能。

メリット

  • 査定額を即日確認&現金化可能

  • 査定員と対面で詳細を聞ける

  • 他店と即比較できる

デメリット

  • 持ち運びの手間がかかる

  • 店舗数が限られている地域も多い

  • 大量の場合は運搬が大変

おすすめの人

  • 店舗が近くにある人

  • 少量の着物をすぐ現金化したい人

  • 査定員と直接やりとりして納得感を得たい人

選び方のポイント

  • 少量・遠方 → 宅配買取

  • 大量・高級品 → 出張買取

  • 少量・近所に店舗あり → 持ち込み買取

いずれの方法でも、事前に業者の評判・手数料・キャンセル条件を確認しておくことが大切です。

また、相見積もりを取って比較することで、同じ着物でも高値売却のチャンスが広がります。

古い着物の価値を正しく見極めて賢く売る

古い着物は、一見「もう使わないもの」として処分してしまいがちですが、その中には驚くほどの価値を秘めたものもあります。

大島紬や結城紬、加賀友禅、西陣織などの伝統工芸品、有名作家や人間国宝の作品、アンティーク柄の着物は、年代や状態にかかわらず高値で取引される可能性があります。

しかし、価値を正しく判断せずにリサイクルショップや一般の古着店に持ち込むと、数千円以上の差がつくことも珍しくありません。

そのため、着物専門の買取業者で査定を受けることが、高額買取への第一歩です。

高く売るための基本ポイント

  • 証紙や付属品、落款などの証拠を揃える

  • 保存状態を整える(陰干し・たとう紙交換など)

  • まとめ売りよりも高級品は単品査定

  • 相見積もりで価格を比較する

  • 季節や行事に合わせた売却タイミングを選ぶ

 

売却方法の使い分け

  • 宅配買取 手軽で全国対応、少量の着物向き

  • 出張買取 大量・高級品向き、その場で現金化

  • 持ち込み買取 近所の店舗で即日現金化

 

自分の状況に合った方法を選び、事前に口コミや手数料を確認することが重要です。

古い着物の価値は、「素材・産地・作家・状態・需要」の組み合わせで大きく変わります。

状態が悪くても価値が残るケースは多く、自己判断で処分するのはもったいない行為です。

まずは信頼できる専門店に無料査定を依頼し、本当の価値を知ったうえで売却を検討しましょう。

大切に受け継がれてきた着物を、次の持ち主へとつなぐことは、単なる売買以上の意味を持ちます。

それは日本の伝統文化を守り、未来へ引き継ぐ行動でもあります。

賢く売って、価値ある一枚を新たな舞台で輝かせましょう。

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引用元:【戎堂】公式サイト

 

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